見てきました
『ブラックパンサー／ワカンダ・フォーエバー』



【以下ネタバレあり】




前作までブラックパンサーを演じた
チャドウィック・ボーズマンの急死を
受けて、守護神ブラックパンサーを
失ったワカンダ王国の危機と再生を描く

……って言いますけど、プロットの
骨子は「妹がブラパンを継ぎました」。
これだけ。

なんでこれだけの話に3時間も要るのか
さっぱりわかりません。

ヒーロー映画の最重要要素は言うまでもなく
ヴィランなんですが、ここになぜか
起用されたのがマーベルユニバース
最古参ヒーロー、ネイモア・ザ・サブマリナー。

これの改変がえげつなくてですね。

本来ステレオタイプなアジア系の顔貌
（これはこれで、ではあるんですが）の
キャラなのに、ラテン系のオスくせえ
マッチョに。まあアフリ（以下自粛）



三叉戟を持つアトランティスの王子という
基本設定も、ラテンアメリカをルーツに
したタロカン帝国に。タロカンてなに？！
なんでもDCから先行して公開された
『アクアマン』とネタカブリすぎという
ことで改変されたそうですが、そこは
いいじゃない、べつに。ねえ。

それでいて、足首にちっちゃい羽根ついてて
その羽ばたきで高速飛行するという戦前
キャラ的設定はそのままでますますイミフ。

で、このネイモアが地上を侵略したい
動機がなんかビミョーに弱い。
ワカンダを壊滅せしめる大軍勢てのも
どこに出てきたのか。

迎え撃つワカンダ軍も一個中隊くらいの
人数なので、そいつら同士がヤリもって
ワーワーやりあってもシンプルに原住民の
抗争ですよね。スケール感がないのよ。

なんかアチラの映画評では「最高傑作！」
とやらいう人もいるようですが、
BLMに忖度してるだけじゃないですかねえ。

もうひとりの重要新キャラである
アイアンハートもなんか魅力や説得力に
欠けてますし、なんかMCUの新フェーズ、
先行き暗澹たるものを感じますハイ。

アマゾンプライムビデオに入ったので
『モービアス』



日本ではぬるっと公開されて短期間で
ひっそり終了してましたマーベルの
ダークヒーロー映画。

ディズニーのMCUではなく、ソニーの
スパイダーバースに属する作品ですね。

ホラー・タッチのヴァンパイア・ヒーロー
ものとしては良く言えばケレン味なし、
悪く言えば何一つ予想を裏切らない映画
でございましたw　アクションシーンは
カッコよかったですけども。

まあ感動はないけど安心して見られるという
意味では佳作でございます。

ポストクレジットではしっかり『スパイダーマン』
シリーズのマルチバースともリンクして、
一作目『HC』のヴィラン・ヴァルチャーが
転移してきてモービアスと合流。どうなる次作？
というワクワク感でもう合格点あげちゃうw

つーことでこのコロナ禍の中、珍しく初日に
行ってきました日向坂46のドキュメンタリー
映画『３年目のデビュー』。



結論から言いますと、おひさま（日向坂ファン）
的には合格点。いや泣きますってこんなん。

いびつな形で集められた、期待もされない、
大人たちのビジョンもない、はみ出し者の
少女たち。

ただその少女たちは皆、奇跡みたいに心優しく、
まっすぐな心でどんなことにも一生懸命。
それでいてバカでおちゃめで笑うことが大好き。

誰からも歓迎されない逆風の船出の中、彼女
たちが身を寄せ合って絆を固めていき、ついには
東京ドームへと向かう成長の過程が、当時の
（といってもこの３年間ですが）リアルタイムの
映像で綴られていきます。

よくもまあ、今どきこれだけ気持ちの澄んだ、
それでいて個性の強い子ばかりオーディションで
選びだしたなと思います（この映画以前からですが）。

もちろんね、ドキュメンタリーとして不満も
ありますよ。

たとえばひらがな時代最大の事件である２期生
オーディション発表からの１期生立てこもり事件。
おそらくリアルタイムの映像がなかったんでしょう
けれど（それほどガチな事件でした）、セルフ
ドキュメンタリーのインタビュー映像を使うなり
なんなり、本人たちに振り返ってもらうことは
できたはず。

このしこりを乗り越えて、１期生と２期生が
融和していく過程こそ、ひらがなけやき中期の
大ヤマであるはずなのに、そこ、完全スルー。
ぬるっと入ってくる２期生。

それを言うと、たったひとりの３期生上村ひなの
加入もとりたてて描かれず。
レッスンについていくのに精いっぱいで、
泣きながら苦闘する場面はありましたし、まあ
こっちも泣きましたけど、そのへん、日向坂を
知らない層への布教映像としても考えた
（竹中監督談）というならば、もう少し丁寧に
過程を追ってもよかった気がします。

事前の情報番組に出演した竹中監督は、
全員に見せ場があるように何度も編集し直した
と力説してましたが、おいその割にみーぱんの
見せ場がぜんぜんないやないか！
ひらがなけやきのアルバムセンターやぞ！
途中休業した濱岸ひよりを家族のように
思いやり、プライベートの時間を使って福岡まで
会いに行ったりしていた献身的なエピソードを
ひよたんのコメントだけで流さんでくれよ。

はっ、つい言葉が荒くなってしまいました。

見たいシーンがなかった、という意味ではですよ。

今年２月のDASADAライブ、映画撮影のため
欠席した小坂菜緒に代わり鬼気迫る迫力で
センターを務めた金村美玖を見せてくれたのは
もう平身低頭なんですが、ドキュメンタリーなら
本題はこの直後の楽屋でしょう。

極度の緊張から開放され、「菜緒に会いたい、
菜緒に会いたい」と泣きじゃくる金村の
姿を見せてこそのドキュメンタリーでしょうよ。
てかお寿司のその可愛い姿が見たいの！
映像は誰かの携帯に残ってるハズなんですから。


個人的に興味深いのは、この映画が果たして
布教映像たり得ているのか、という点。

一映画ファンとしては、「村映画だな」という
印象が否めませんでした。日向坂に興味のない
人が見たら、ずーっと女の子たちが泣いてる
映画だなーくらいの印象しかないのでは、と
思いました。

初日大入り御礼でいきなり８館拡大が決定と
出足は好調、すくなくともこの連休は
おひさまだけで各地の映画館は全回満席は
間違いないでしょうけれど、それが一周した
あと、ご新規さんの増加はあるんでしょうか。
注視したいと思います。

日向坂46の足跡を追ったドキュメンタリー映画、
3月27日公開決定ですと！

予告編のめみの姿だけでおひさまサトミツ化必至。
ごめんね7歳の子供がいるから～😭

日向坂46ストーリー書籍化も！( ；∀；)

感動しそうです。(齊藤京子風に)

スター・ウォーズ・サーガ全九部作完結編、
『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』
見てきました。


【以下ネタバレ】
続きを読む

庵野秀明脚本ということで話題の『シン・ウルトラマン』、
いよいよウルトラマンのデザインが公開されましたね。


成田亨先生のオリジナルデザインを踏襲して、カラータイマーを
持たないウルトラマンです。


正直、もうちょっと大胆な新解釈をしてくるかもとも思ってました。
高田裕三先生によるコミカライズ版のウルトラマンはけっこう
エヴァっぽい雰囲気で描かれてましたが、あのくらいはやるかなと。
ともあれ、『シン・ゴジラ』並みのクオリティになるなら
好きなようにやっちゃってという気持ちであります。

そもそも『エヴァンゲリオン』は庵野版『帰ってきたウルトラマン』
だったと思ってる派ですのでワタクシw

オランダの映画俳優ルトガー・ハウアーさんが亡くなりました。
病気による急死だったようです。享年75。


不朽のSF映画『ブレードランナー』では、哀しみの人造人間
ロイ・バティを演じ、大人気ヒーロー俳優ハリソン・フォードを
向こうに回して、悪役でありながら事実上の主役の座を横取り
してしまう演技を見せました。

以降その強烈な存在感で80年代を中心に多くのSFやアクション映画に
主演（その多くがＢ級映画だったことは否めませんが）しました。
不気味な殺人鬼を演じた『ヒッチャー』、荒廃した未来世界の
奇妙なスポーツを描いた『サルート・オブ・ザ・ジャガー』、
『ブラインド・フューリー』では「座頭市」に着想を得た盲目の
剣士に扮しました。

ロマンティック・ファンタジー『レディホーク』では狼に変身する
呪いをかけられたイケメン騎士に扮したかと思えば、オランダ時代
からの親友ポール・バーホーベン監督の『グレート・ウォリアーズ』
では、地獄のような暗黒の中世世界を放浪する傭兵隊長を演じました。

近年（といっても十年以上前になりますが）、『バットマン・
ビギンズ』では冷酷なパワーエリートを演じ、老境に至ってなお
その存在感は際立っていました。

願わくばあと少し、活躍を見たかった名優でありました。合掌。

MCU版シリーズ第二作であり、MCUフェーズ3の最終作
『スパイダーマン：ファー・フロム・ホーム』見てきました。



【以下ネタバレです】続きを読む

ハリウッド版ゴジラ第二弾『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』
見てきました。

いやよかったんじゃないでしょうか。

【以下ネタバレです】
続きを読む

ついに堂々のシリーズ完結編！
『アベンジャーズ　エンドゲーム』見てきました。


いやーアベンジャーズのみならず、マーベル・シネマティック・
ユニバースそのものの集大成ともいうべき素晴らしい超大作でした。

【以下ネタバレです】
続きを読む