2008年09月22日
円形絞りの50mm
デジカメWatchによると、ニコンが標準レンズ50mmF1.4をリニューアル、
ペンタックスも、こちらはAPS-C専用レンズだけど、DA55mmF1.4を
発売。どちらも円形絞りを採用してボケ像にも気を配ったとのこと。
最近になって各社採用してる円形絞りだけど、もともとは今はなき
ミノルタが開発し、売りにしていた機構。85年に「αショック」で
業界を席巻したのも束の間、90年代に入ろうかという頃には早々に
二大メーカーにメカ性能で抜き返されていたミノルタの、ほとんど
唯一自慢できる機構が、高級レンズシリーズ「G」に採用されていた
これだった。
※失礼。わしが85mmよりもさらに愛用した100mmF2も円形絞りで、
シャープさボケ味の素晴らしい銘玉でした。また使いたいなあ…
わしは85mmF1.4くらいしか持ってなかったけど、国産でこのレンズ
以上のアウトフォーカスの美しさを見せるレンズはないと今でも
思っている。ミノルタはあまりプロに愛用されることのなかった
メーカーだけど、篠山紀信や会田我路といった美少女撮りに定評の
あるカメラマンが好んで使っていたのは、ミノルタレンズ独特の
柔らかな像と温調な色味にあったのだろうね。
その円形絞りをニコンも採用か・・・
「ニッコールはとにかくカリカリ。シャープだけどボケ味は汚い」
と言われたのももう昔の話ってことですか。
しかしニッコールはフルサイズのボディがあるからいいけれど、
ペンタはせっかくボケに気を遣っても、APS-Cだとミラーボックスの
影響でカマボコボケが出ちゃうんじゃないのかしらん。
画像はEOS20DとEF85mmF1.2L。画面の左側の点光源がバッチリ カマボコ状になっている( ̄▽ ̄)
画像はEOS20DとEF85mmF1.2L。画面の左側の点光源がバッチリ カマボコ状になっている( ̄▽ ̄)