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2006年11月

実相寺昭雄監督逝く

実相寺昭雄監督が昨深夜亡くなった。 少し前に川崎実監督に話題をうかがったり、そのせいで ちくま文庫版の『ウルトラマン誕生』を読んでいたり したところだったので、なんだか虚を衝かれた思いだ。 すべての作品が好きというわけではなかったけれど、 『ウルトラセブン』の監督作は掛け値なしに日本の テレビ映像史に残る傑作だった。 無類の夜遊び好きでらしたという逸話も含め敬愛する 映像作家だった。合掌。

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オリンパス買ってまおたん(;´Д`)ハァハァ


オリンパスがえらい企画ぶちあげましたな。 「浅田真央プレミアム撮影会ご招待キャンペーン」! キタ━━(゚∀゚)━━ !!!!! 期間中に「E-330」、「E-500」、「E-1」、 18-180mm、35-100mm、40-150mm、50-200mm、 90-250mm、150mm、300mmいずれかを買うと抽選で 50名を浅田真央たん撮影会にご招待だとうーっ! うーむ、激烈なデジタル一眼戦争で戦果ズンドコの オリンパスだが、ついに飛び道具で来たか。 いや、いい企画だな。 多分ステージに5分くらいいるだけなんだろうけどな、 真央たん。また会場に他社のカメラを持って行ったり する空気読めないバカがいたりなんてのも楽しそう じゃないですか。うはwww 本日の蛇足~ 『スマックダウン!』でプッシュされてデビューしたは いいけれど、予想通り全くストーリーを組んでもらえず じまいだったターカイとバーク、ついにECW行きですな。 先週はデバリとシンが流れ着いたし、なんか塩巨人の 墓場と化してきたなECW。 相変わらずターカイはプレデター時代の真撃グローブ してドイツ風ジャージ着てたけど、なんにも発展性の ないギミックだったら、移籍ついでにジョブチェンジ しちゃえよと思うんだけど、しないんだよなあ。 今のECWって、ポールEは脚本に携わってるのかなあ。 スマダの脚本部に移った時は、自分の思い入れのある ECW出身者をプッシュしすぎるってんで干されちゃった んだけど、ストーリーや雰囲気作りは決してマズくなかった。 あの頃みたいに彼が自由にブック書いたら、ECWはもっと 活き活きしてくると思うんだけどね…

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『ステルス』@スタチャ

なかなかのバカ映画と評判は聞いていたが、いやいや 聞きしに勝る中坊魂映画でしたな。行き当たりばったりの ストーリー展開と意味不明のラブシーンがミルフィーユの ように薄っぺらく重ねてあって、さすが中坊映画の巨匠 ロブ・コーエン監督(『デイライト』は脚本のおかげで 佳作だったけどね)。主人公がデートに持っていってた のがライカM7黒でした。さすが海軍のエリートパイロットは サラリーいいんだなあ。 も一本、スタチャで『リトル・ヴォイス』。 吹替えを見たんだけど、ジェーン・ホロックスの七色の 声音を完璧になぞってアテた松本梨香の技量に震える。 半分ミュージカルみたいな映画だから歌の部分はさすがに 原音使うだろうと思ったら、歌パートもものっ凄い歌唱力で 歌いきってるもんなあ。日本の声優さんの根性ハンパねえ! それにしても後味の悪いエンディングの映画だなあ…

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『Girl’s camera style book』


こっちのエントリを書いてすぐ、松たか子全盛時の カメラ女子姿を久しぶりに見たくなって、アマゾンで 古本買っちゃった。800円。ちなみにヤフオクでは 美本が4000円以上とかバカ値が付いてるけど、うーむ。 奥付見ると97年刊。 あー、第一次カメラ女子ブームはもう10年前になるかー。 ブームは10年で巡るっていうけど、そーすると来年は 本格的に第二次カメラ女子ブーム再来か? いちおーオシャレな女の子のためのマニュアルカメラ 入門ブック、という体裁だけど(デジカメはまだ一部の 物好きにしか使われていなかった)、それっぽいのは 冒頭のお松のカメラっ娘グラビア(モノクロ)と インタビュー、蜷川実花のロングインタビューだけで 残りほとんどはオスくせえ実機カタログが延々と並ぶ。 モノクロだし小さい字がびっしりのマニアックな解説だし で、とても女子向けの構成ではないところがなんとも。 どこがスタイルブックやねん! 版元のネオファクトリーという会社、今はもうない 模様ですが。 まあわし的には今出てる『女子カメラ』よりは見応え あるけれど。なんだかんだでカメラを持ったお松萌え なわけですよ。ちなみに表紙で持ってるのはオリペンF だけど、グラビアでは先日Hey3でも使っていたお馴染みの 愛機New FM2クロームと戯れております、お松。いいね。
この本、ホントに「スタイルブック」にするならさ、 ストリートファッション誌みたいに、オシャレな カメラっ娘のファッションポートレートをいっぱい 載せればよかったのにね。そしたらわしも萌えたのに。 記事とかよく読むといーかげんだしなー。 「ブローニーフィルムを作ったのはゼンザブロニカ」とか 平然と書いてあって戦慄するわ。初心者にウソを教えるなウソを。 ホント松たか子の写真以外値打ちのない本だわー( ´∀`)

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『遊星からの物体X』リメイク決定


80年代SFホラーの永遠のマスターピース『遊星からの物体X』 のリメイクが決定したらしい。 慢性的なネタ不足に悩むハリウッドは最近この時代のホラーの リメイクが盛んだけど、どれも最近の業界コードに縛られて 大体やくたいもないアクションもどきに終わることが多い。 この映画の魅力は、雪に閉ざされた極地基地のむさくるしい 閉塞感(むくつけき男しかいないからね)、誰が怪物なのか わからないサスペンス、そしてロブ・ボティンのグチョグチョ 特殊メイクだ。人間や犬が崩壊溶解し異形のものになっていく 映像的ショックは今も生々しい。有名な、ちぎれた男の首から クモみたいな脚とカニみたいな目が生えてチョコチョコ歩き だすシーンはグロテスクが極まって痙攣的笑いすら生む。 で、これを今リメイクするとなれば、当然こうしたメタモル フォーゼのシーンはオールCGになるだろう。 だが、それではダメなのだ。 確かに当時の特撮は合成ゴム製のハリボテだ。 しかしフィルムには「それ」の確かな存在感と重量感があった。 手を伸ばせば触れることのできる実体がスタジオにあった からだ。飛び散る血や体液はCGではなく、確かに現場を 濡らしていたからだ。だからこそ生まれる緊迫感があった。 CGの進歩は確かに凄い。 が、依然としてわしにはそれは「よくできたアニメ」にしか 見えない。どんな恐ろしい怪物も、無菌の仮想空間にしか 存在しないデータにすぎない。質量のあるモノは(それが 才能ある職人によって精緻に作られたモノなら特に)、 そこにあるだけでゴーストを持つ。付喪神と言ってもいい。 もう少し具体的な話を付け加えれば、質量のあるモノは 地球の物理法則に従ってしか動けない、という制限がある。 それを想像力の制限ととる向きもあるだろうが、その不自由さ 重苦しさが、ある名状しがたいリアリティにつながっている、 とわしは思う。 最近のハリウッド映画を見ていていちいち気に食わないのは CGクリーチャーが非実在の利点を必要以上に発揮して、 物理法則をいとも軽々と超越した動きをすることだ。 クリーチャーを画面上で活き活きと見せるために加えられる 動きのデフォルメやリズムは、どうしてもアメリカ人固有の アニメ的波長になる。それが悪いとは言わないが、存在感の 点では、それはもはやバッグス・バニーと同列なのである (誤解のなきように言っておくがルーニー・チューンズは 大好きだ)。 『ゾンビ』や『悪魔のはらわた』級のクソリメイクになる ことはおそらく間違いないのだろうけれど、ただひとつの 救いは『宇宙空母ギャラクティカ』のリメイクを大傑作に 仕上げたロナルド・D・ムーアが脚本を手がけてくれることかな…

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今月買ったカメラ雑誌


今月は各誌ライカM8と年間総括特集が多かったっすな。 そんな中、『デジタルフォトテクニック #012』買った。 いやその、おはガールみづきちゃんのグラビアがあったんで^^; カワユスなあ。ただ最後のカットはレタッチし過ぎたのか印刷の 塩梅か、肌の質感が塗り絵みたいになっててちょっと萎え。 しかしこの雑誌、「印刷物としてのデジタル写真」を大きく じっくり見せるというコンセプトはなかなかヨイ。 被写体も美少女あり鉄ありネイチャーありヘアヌードあり、 どれも作品としてクォリティ高い。機械の製品解説に ページを割かなくていい雑誌の性格ゆえだと思うんだけど 高いだけのことはある(定価1100円)。個人的には グラビアと目次を見開きにした構成がカッコよくて好き。 テクニック特集記事のモデルさんも美人ばっかりだしなあ。 つーかね、他誌が作例モデルに気を使わなすぎだよねー。 たまにビックリするようなしょっぱいモデル使ってる 某誌とか某誌とか。記事も読む気起こんねっつんだよね。 もう一冊は『月カメ』。 年末恒例、レギュラーカメラマン軍団の本音激論 『間違いだらけのカメラ選び』が楽しみで。あれっ、 毎年いちばんメチャクチャ言ってる田中希美男さんが いないのは… 内容的には例年通りニコンマンセー、キヤノンはそつが なくてツマンネという、まあヤクザの因縁みたいなもん ですな。いや、EOSはよく写るけどモノとして愛せない、 というのはわしもEOS-1nの頃から思ってることだけど。 全員一致でまだ発売もされてないフジのS5を大ヨイショ してるのがなんかブキミだ。あとソニーが「神話を 持っている企業」なんて言っちゃうあたり、みんなジジイ だよなあ。ソニー神話なんて20世紀で終わってるっつの。 ルートキットやCLIEやクオリアや炎上電池やPS3を見る 間でもなく、ソニーは今や権利転がしと実体のない ブランドイメージ商法にしか興味のないクソ企業じゃんね。 魚住誠一さんの1000万画素機ポートレート比較はいい企画 なのに印刷の肌色が尋常じゃなく悪くて気の毒。最近の 『月カメ』は必ずこーゆーひどい折があるね。 魚住さんは連載のポートレートも良かった。矢吹春奈の 街角水着(;´Д`)ハァハァ こちらは印刷もまとも。 撮り下ろしっぽいけど、だとしたら豪華だなあ。 織本知之さんの1色連載は相変わらず全頁全ネーム くまなくふざけていて笑った。

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ZFディスタゴン発売日決定!

発売日来ましたなーコシナツァイスZFディスタゴン 35mmと25mm。35mmが12月1日、25mmが来年1月かー。 お値段ともに93975円……うーむまあこんなもんか。 25mmが面白そうだけど、この際明るさはF2くらいに ならんかったのかな。でもまあこーいうレンズが 出ると、銀塩フイルムがまたちょっとでも消費量 増えそうでよいね。 デジカメWatchにはペンタックスのセンサー清掃 キットが紹介されてたけど、あれいいね。ニコンの 奴よりは安いし簡単そうだけど、ペンタ専用って あるのが気になる。キヤノンのセンサーに使ったら どうなるん? ところで今日は某サッカー解説者さんに取材。 現役時代のお天狗ぶりをいろいろ読んでたからどんな 人かなーと思ったら、意外と気さくな人だった。 話聞いたらいろいろ苦労してるしなー。 帰って画像確認したら、れれっ、なんか壊れた画像が多いな。 200カット弱のうち4カットもある。やべー、メディアに 不良セクタがあるみたい。一応最高級ブランドとされる サンのエクストリーム?なんだけど…交換に出すか…
(PowerShot A620)

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東京は紅葉まだまだ


晴れて小春日和。 つーことで、お散歩がてら、いつものスポットに紅葉チェック。 寒い日が続いたのでかなり色づいたかなーと思ったけど、 まだまだ二割くらい。だったけど、なんか人懐っこいぬこたん たちが日向ぼっこしてたのでしばし遊んでもらう。 帰り道に古本屋でアラーキーの『現在のない女。』を 買う。1500えん。
(EOS KDN + (上)EF200mmF2.8L(下)EF17-35mmF2.8L) 今日の蛇足。 あの~、今日の『ドクター・フー』、エンディングで 声の出演の端っこにさらっとクレジットされてた 雛形あきこって、あの雛形あきこ? なんですか『クレしん』以来の声優業ですか雛形さん? そうだとしたら扱い地味すぎだろ。

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松たか子 with New FM2キタ━━(゚∀゚)━━ !!!!!


たまたま『Hey3』見たら、松たか子が久しぶりに カメラっ娘してましたな。番組内で紹介されてた 写真は(ウケ狙ってだと思うけど)しょーもない もんばっかりだったとはいえ、取り出したマイカメラが New FM2(白)のままだったのはちょっとグッと来た。 レンズは多分Aiニッコール50mmF1.4s。 とっくに飽きちゃってたろうと思ったら、今も愛用 してるんだねえ。流行に流されず銀塩カメラを使い続け ている女性って、すげーカコイイぜ。お松萌えだぜ。 90年代の末だったか、第一次カメラ女子ブームが 起こった時、Hiromixと並んでブームの先端にいたのが FM2を使うお松だったっすな。それに影響受けたのか どうか、あの天下のニコンが「質実剛健」の象徴ともいう べき純マニュアルカメラFM2のカタログを一新し、 オサレな女の子を表紙にしたファッショナブルなものに 変えたなんてこともあったっけ。 もちろんわしもそのカタログは大いに気に入って手許に 保管してあったはずなんだけど、なぜか見つからないorz 記事とは全然関係ないけどPIEニコンステージの写真で お茶を濁すのであった。

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『シン・シティ プレミアム・エディション』


近所のブクオフにあったので買っちゃった。 『シン・シティ』DVD。 フランク・ミラーの超暴力グラフィック・ノベルを忠実に、 というかコミックのコマ割、構図をそのまま絵コンテにして 映像化したという、おそらくコミックの映画化作品としては 史上最もエクストリームな手法をとったクレイジー・ムービー。 『スパイダーマン』以来、コミックに入れ込んだ監督が 原作を尊重して映画にする例がぐっと増えたけど、台詞の 一字一句も変えずにスクリプトに写しただけという徹底 ぶりは本作にトドメを刺すだろう。 結果として画面はほとんどモノクロ、目を覆う凄惨な暴力 描写、そしてアンハッピーエンドも原作どおりで、このどれ ひとつとっても今のハリウッドではNGサインの大行進。 よくもまあこれだけの大作映画にしたなあと不思議に思ってた のだけれど、DVD収録のメイキングを見て色々ナゾが解けた。 まずハリウッドを離れてロバート・ロドリゲス監督お膝元 オースチンでクラインクイン。セットは組まず、ほとんどの シーンを合成用のグリーンバックで撮影。カメラのフレーミング も照明もほとんどロドリゲス監督がひとりでやり(ついでに 音楽もやっている)、役者もスケジュール合わせをほとんど せず、体の空いてる人からどんどん単体で撮影。カラミや 格闘シーンすら単独で撮った映像をフォトショップで合成した というのだから恐れ入る。 結果として撮影時間はムダな待ち時間がなくなり大幅な短縮。 ロドリゲス監督によると撮影時間の短縮は大幅な予算圧縮に なるんだそうな。このゴージャスな映像美は思いの他低予算で 作られていたらしい。 面白かったのはハリウッドに不信感たらたらで気難しい フランク・ミラーを口説き落とすために、ロドリゲス監督 がわざわざテスト・フィルムを作ったというエピソード。 しかもスター俳優のジョシュ・ハートネットを呼びつけて (まだ権利もないのに)本格的に撮っちゃったというのが また。わずか3分くらいのシーンとはいえ、凄い話だ。 それで結局ミラーも乗り気になり、件のショットはしっかり 本編の幕開けに採用されて全く損はしなかった訳だけど。 このところのロドリゲス監督は『スパイキッズ』シリーズ なんかですっかりジャリ向けCG映画監督になっちゃって… なんて思ってたんだけど、そこで得たノウハウで最も 映像化困難なミラーのモノトーンな世界をしっかり 映画にしてしまったあたり、やっぱり並みじゃないね この人は。ちなみに1シーンゲスト監督したタランティーノ はいまだにデジタルが苦手らしく、すっかりデジタル小僧に なっちゃった後輩ロドリゲスに「まあそんなこと言わずに」 と口説かれてスタジオにやってくるあたりもメイキングの 見どころだったりして。 あとプレミアム版の特典に収録された、撮影中にブルース・ ウィリスが近所のライブハウスでやったチャリティ・ライブ 映像はレア。ウィリスは80年代に"RESPECT YOURSELF"という 曲でビルボードトップ10も飾ったシンガー歴があるのは有名 だけど、歌唱力は全然衰えてないんだね。ブルースハープも イカしてた~

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