2011年03月19日
河畔にて
東京は上着が要らないような暖かな土曜。
自転車で川っぺりまで行って、ぼーっとしながら聴く、TBSラジオの
サンドウィッチマン特番。
芸人らしい笑いと軽さを保ちながら、前向きに震災の実情を語る、
とてもいい番組でした。
被災地の方からの生の声もいくつかありました。宮城県でしたか、
比較的被害の少ない地域のお話でしたが、高校の吹奏楽部のOB、OGが
四人ほど集まって、娯楽のほとんどない避難所のお年寄りに音楽を
プレゼントするボランティアをやっているという話題がありました。
中心になっているのは18歳の女の子だそうで、電話口で語るその子の
衒いも、気負いも、悲壮感もない、ただただ明るく弾んだ声を聴いて
いると、不覚にもぼろぼろ涙がこぼれて止まりませんでした。
いい歳の大人がまったくもってお恥ずかしい。まわりに誰もいなくて
ほんとによかったです・・・