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『AVP2』


スターチャンネルプラスで『AVP2』。 予告を見た段階で「ダメだこりゃ」と思ったのでスルーしてたけど、 予想通りダメだった。 だいたいSF/パニック/ホラー系作品で田舎町を舞台にしたものは ウンコと相場が決まっている。ロケするにもセット組むにもお金が かからない。それだけだ。エイリアンやプレデターがのどかな アメリカの片田舎に現れて何が面白いのか、という基本的な疑問は、 お金の問題の前には二の次なのだ。 加えて、画面のほとんどが必要以上に暗ければ完璧だ。 なんとなく怖い雰囲気が出る上、セットや着ぐるみのアラが隠せる からね。まあいちばん肝心な見せ場も、何が起こってるかサッパリ わからないという点に目をつぶればだ。 登場人物も単なるカッペで、どのキャラクターも何の人間的魅力も ない。ただただ、わあわあと夜の田舎町を逃げ回り、謎に迫る こともなければ事態を解決することもしない。そしてエイリアンと プレデターは彼らと何の関わりもなく淡々と戦い続け、唐突に 軍が投下した核爆弾によって消滅する。生き残った主人公たちは 恐怖を振り返るでもなく、市民を巻き添えに町を核攻撃した軍に 怒りを抱くでもなく、よかったよかった。END。 THIS IS ウンコ。

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