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マキナの恋


東京某所に、至ってアヤシゲなる中古ゲーム屋がある。 個人経営の小さな店で、店頭には無造作に古いエロ本 なども置いてある。 ふと、その前を通りかかると、今から20年ほど前に 一世を風靡した某雑誌が。アラーキーが現在ではアレな 写真を連載撮影していたことでもその筋では有名で 現在は古書店などでもかなり高価なプレミアムが付いている。 どういうわけか、それが一冊、店頭ワゴンで千円少々という 破格値で放り出してある。古雑誌のこととてミント状態 というわけにはいかないが、それほどひどい状態でもない。 これは保護せねば。 てことで、ページをめくると、ストロボ付きのプラウベル マキナ67をカッコよく構えるアラーキーの姿も写っている。
いやー、ほんとこのカメラ、イカスよなあ。 単にいいカメラというよりは、「アラーキーの愛機」という ことで多分に神聖化されているきらいはあるけれど (現に販売期間内にはそれほど売れなかったらしい)。 でも、前玉がごろっと口を開けたニッコール80mmF2.8は 被写体全体を呑み込むような迫力がある。これで撮られた 女の子のポートレートのえも言われぬ存在感は、当節の 超高画素デジタルカメラも及ぶところではないよね。 ああ、中判カメラはやっぱりいいな。 久しぶりにニューマミヤ6で女の子撮りたくなってきた… (記事タイトルは昔好きだったCMソングの捩り…苦)

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